南東北神経科学セミナーに参加して特別講演を行いました

第19回南東北神経科学セミナーに参加して


2024年12月7日、郡山市の総合南東北病院NABEホールにて開催された「第19回南東北神経科学セミナー」に参加し、講演の機会をいただきました。このセミナーは、南東北グループが主催し、毎年行われている神経科学分野の専門家が集う場です。


今回のテーマは、脳神経外科、脳神経内科、放射線診断科、リハビリテーション科など多岐にわたる診療科が連携し、希少疾患の診断と治療、さらには医療者教育に焦点を当てたものでした。


私の講演内容


私は「東北医科薬科大学脳神経外科の挑戦:機能温存と病変摘出の両立をめざして」というタイトルで、脳、脊髄腫瘍を中心における最新の治療アプローチについてお話ししました。特に、Direct Wave Intraoperative Neuromonitoring (DWIONM) の活用や、術後のQOL(生活の質)向上を目指した取り組みについて、実際の症例を交えながら解説しました。


注目されたトピック


セミナー全体では以下のようなトピックが取り上げられました。

1. 希少疾患の診断と治療の最前線

2. 若手医師への技術伝承

3. 診療科間の連携強化の重要性

特に、ハイマーバーグ病やアルツハイマー型認知症に関する講演は、多くの関心を集めていました。これらの疾患の治療法だけでなく、医療体制の課題や次世代への継承に焦点を当てた内容が印象的でした。


感想と今後の展望


セミナーを通じて、南東北地域における医療の質の高さと、多職種連携の重要性を改めて実感しました。また、私自身も、若手医師や医療スタッフの教育により一層力を入れる必要性を再認識しました。


今後もこのような学びの場に積極的に参加し、自らの知識や経験を共有しつつ、地域医療の発展に寄与していきたいと思います。