
第45回日本脳神経外科コングレス総会に参加しました
2025年5月15日から18日にかけて、パシフィコ横浜にて開催された第45回日本脳神経外科コングレス総会に参加しました。本年のテーマは「Lifelong learning, lasting legacies ― 活学活用 ―」というもので、まさに生涯学び続けた知識をいかに実践に活かすかを問う、非常に示唆に富むものでした。
私は「脊椎・脊髄」セッションにて座長を務めるとともに、「脊髄硬膜内病変に対する直達手術に必要な微小解剖」という演題で発表を行いました。この発表では、これまで自らの臨床現場で培ってきた「微小解剖(Surgical Microanatomy)」の知識を基盤に、手術における神経機能の温存おと脊髄髄内腫瘍の最大限の摘出の達成について報告しました。
脳神経外科手術は、まさに「活学活用」という大会テーマを体現する内容であり、自ら学んだ解剖の知識を手術戦略に応用するという意味で、非常に貴重な発表の機会となりました。発表を作成する過程で自分自身も多くを学び直し、改めて日常診療において継続して学びつづけることの重要性を実感しました。
このような学びと発信の場を提供していただいた大会関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。