
国際学会での発表報告
9月4日から6日にかけて韓国・釜山で開催されました Asia Spine & Neuro Spine Congress 2025(ASIA SPINE & NSC 2025) に参加いたしました。会場はロッテホテル釜山で、国内外の脊椎・脊髄外科医が一堂に会し、最新の知見を共有するとともに活発な議論が行われました。
私は Spine Forum III: Complex Spine Surgery のセッションにおいて、
「Surgical Treatment of Intramedullary Tumors – Decision Making Based on Intraoperative Neuromonitoring」
という演題で発表いたしました。術中神経モニタリングを用いた髄内腫瘍摘出術の意思決定について、当科での経験を中心にお話しさせていただきました。
同セッションでは、インド、韓国、トルコなど各国の先生方がそれぞれの知見を紹介され、脊椎変形矯正や小児脊髄外科、腫瘍外科など幅広いテーマで意見交換が行われました。質疑応答も盛んで、大変有意義な時間となりました。
また、学会期間中には多くの先生方と交流する機会をいただき、今後の共同研究や教育に向けて大きな刺激を得ることができました。さらに、釜山ならではの新鮮な海産物やお肉料理を堪能し、学術面だけでなく食文化の面でも充実した滞在となりました。
今回得られた知見と交流を、今後の診療・研究活動に活かしてまいりたいと存じます。

